名作であるとは聞いていましたが、観るのが怖かったため後回しにしていました。
結果、最後までどうなるか分からない展開で期待通り名作でした!
物語はカトリック教会における七つの大罪、傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰に当てはまる人間を次々と殺害していく猟奇殺人。
その殺し方がなかなかエグくて、スプラッターホラー映画の金字塔「ソウ」を彷彿とさせる。
犯人は確実に頭はイカれているのですが、犯行動機は七つの大罪に毒された現代人に制裁を加えるというもの。
さまざまな欲望を資本主義というシステムで思いのままにしてきた現代人は、カトリック的には大罪を犯した罪人という訳です。
中世ヨーロッパから比べれると現代人は欲望にまみれた下衆い人間なのかもしれない。