このレビューはネタバレを含みます
鬱映画と聞いて興味本位で視聴。ラスト20分の緊迫した空気感のドキドキはこの映画を名作たらしめる所以だろう。
最近この手のラストの漫画や映画が増えてきたせいか?オチは最後の展開に突入したところでなんとなく予想がついたがそれでも面白い。
2人の死体を用意しているという、その証言と正体、そして七つの大罪全ての殺人を完遂する犯人には圧巻である。
最後の引き金を引くのをやめられない人間としての性と、その罪を問われてしまう仕方なさにはやるせない思いをする。
後味の悪い作品ではあるが、そのどうしようもなさも含めて面白さだと思えてしまう。