おそらくオールタイムベスト10本に居座る映画になると思う。
まるで超バッド・エンドなダンテの「神曲」(劇中にも出てくる)みたいだ。
そのラストの衝撃はもちろん全編通して細部もいろいろ良くできてるというか、観客をガッツリつかんで離さない。
やたら天気や建物が薄暗く不気味。雨の多い町なのに、ケビンスペイシーが登場した後ずっと晴れているのも不思議。
7つの大罪にまつわる描写もいちいちキョーレツで、ストーリーはもちろんビジュアル面でもピカイチ。
ブラット・ピットも二枚目俳優なだけではない演技の力を見せつけたと思うし。
当時新鮮に見えたエンドロール逆流、デヴィットボウイの「ハートフィルシーレッスン」が主題歌でもーーーのすごい耳に残る。
