YouTubeでたまたまミュージカル版の1テーマ「meant to be yours」を聞いて、いい曲だと思い調べ始めてたどり着いた原作映画。
アメリカの熾烈なスクールカーストの中で苦労する女の子ベロニカと愛に飢えたメンヘラ男子JDの刹那の交感。
罪を犯したベロニカの懊悩やJDの狂気といった心理描写をもう少し丁寧に描けばもっと深みのある作品になった気もするが、一応ブラック「コメディ」なのでそこは不要と切り捨てたのかもしれない。
ミュージカル版だとJDのバックグラウンドについてもう少し掘り下げがあるのかな？
学園生活に馴染もうとする女の子と真逆の破滅型の男の子の取り合わせという設定はめちゃくちゃ好きだったが、シリアスに描いて欲しかったストーリーをシリアスに描いてないので、まあ鑑賞後の感想は可もなく不可もなくというところ。
18歳のウェノナ・ライダーが可愛すぎてもんどりうった。服がお洒落かつめちゃくちゃ衣装替えがあるのでまじまじと見てしまう。ファッションコーディネートを見るためだけに見返せる。
クリスチャン・スレーターも20歳か、若いな。登場時はもっと如何にも「病んでます！」みたいな荒んだビジュアルの俳優でも良かったんじゃ、と思ったが、観ているとだんだんスレーターのあの目がクセになる。
