ぴよち

これからの人生のぴよちのネタバレレビュー・内容・結末

これからの人生(2020年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ソフィアローレンの演技良すぎたなぁ。
美しさもまだ健在だった。

モモは微かな希望はありつつも、基本的にずっと救われない感じが辛い。
子供でいられない子供って、周りに対する反抗が大きかったりして、手を差し伸べづらいけど私たち大人は絶対に手を離しちゃいけないんだよね。コーエンのサポートの仕方が良かった。
突き放さず、強く批判をせず、ただ諭し、待つ。宗教のなせる技なのか、老成した精神のおかげか。

もっと世界史勉強しなくては……!宗教も!

ライオンは何のメタファーなんだろう。
自分を守護してくれる母親的存在なのかな?
観た人の意見を聞きたい。

最後の曲は本当に本当に素敵だった!!
いい歌〜!!!!

ホロコースト時代の影響が色濃く残ってしまった人物の後年を描く映画ということで「愛を読む人」を思い出した。あちらは加害者側であり、この映画のローザは被害を直接受けたということで
更に観ていて心を締め付けられた。直接の当時の映像を挟み込まないのに、日常の端々に感じる影を表現するのが上手い映画は好き。

静かで美しくて、繊細で好きな映画ではあったが、一つ言いたいことがある。
子供に性的玩具を持たせるシーン必要だったかなぁ?!?!ローラの仕事を示唆したかったのか、小さな笑いを提供❤︎シーンなのか知らんがすごい嫌悪感。何のために挟み込んだんだ…。
繊細な映画なんだからそのあたりまで配慮して欲しかった。そのシーンがなかったら4.0評価。
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