※レビュー溜め込みすぎたため連投💦
コメント返すの絶対死ぬほど遅くなると思われますので、どうかスルーをお願いします🙇♀️🙇♂️🙇
93rdアカデミー賞短編アニメ賞受賞作品🏆
学校での銃乱射事件で娘を喪った夫婦の、痛みと再生の物語。
台詞は全くなく、アニメーションも白黒で、娘を喪ってからの夫婦の日々が、どれほど暗く沈痛だったかが伝わってくる。
世界に色彩が見えるのは、娘との楽しかった思い出の中でだけ。
娘を亡くしたいまは庭に咲く花さえ白黒に見える…
ある日突然不条理に命が喪われると、その本人だけでなく、残された人たちの心も何回も殺されるということなんだと、痛いほど伝わってくる。
そしてこの作品の中では娘が、暗い迷路に迷い込んだ父と母に一筋の光を当てて、救いがあるように描かれているけれど、家族から命を喪う直前に「愛してるって言っておくね」なんてメッセージが来たら、私はきっと立ち直れない。
どれほど怖い中で、必死に家族のことを考えてこのメッセージを送ったのかと、その瞬間の痛みばかりを思い出してしまうはず。
だからやはり思う。
人の命が、不条理にある日突然奪われるような事件は、決して起こってはいけない。
