人によって評価が別れそうですが、私は予告観た時から肌に合いそうで、今週末鑑賞を決めておりました。舞台挨拶中継付きを先ほど鑑賞終わりましたが予想通り自分に合った作品で大満足でした。
東京から富山へ帰郷し、役所勤めの幼馴染一郎から勧められお年寄りの遺影写真を撮る仕事に就くことになった結子。一番最初に遺影写真を撮ることになった和子からは、思い入れのある場所で写真を撮って欲しいと言われ指定されたとある場所で撮影を行う。
そして出来上がった写真を見た和子は大変喜び、遺影用に撮ったその写真をおもいで写真と名付ける・・・。
深川麻衣さん演じる結子と吉行和子さん演じる和子祖母ちゃんの絡みが凄くよくて愛おしくて・・・。育ての親である祖母を亡くした結子は人付き合いが上手くなく兎に角笑わない女性なのですが、和子祖母ちゃんにだけは本当のお祖母ちゃんの様の心許している様で、そして和子祖母ちゃんは結子の事を凄く分かっていて・・・。
和子祖母ちゃんからの言葉が兎に角優しくて、話す度に結子が涙を流す気持ちが分かるというか、こっちも和子祖母ちゃんが話す度に涙でした。優しいだけではなく何かあったかいんです。だから自然と涙が溢れて流れてきます。
おもいで写真の評判聴いて次々と撮影依頼が来るんですが、ふさぎ込んでいたお年寄りたちは出来上がった自分のおもいで写真を見てとても喜んでいるシーンは印象的でした。
そして女性はやっぱり幾つになっても女性で、結子にちゃんとお化粧して撮ってもらえてそれが嬉しそうで、また、撮った写真を嬉しそうに見る姿が皆本当に可愛かったです。
現実の世の中はコロナで生活スタイルがすっかり変わり、容易に外出も出来なくなりました。そんな今だからこそ、思い出の場所で写真を撮った人達が凄く嬉しそうな表情を見せる姿は凄く心に刺さって、人々の気持ちも明るくしてくれる作品であると思いました。
