プレアデス

血とダイヤモンドのプレアデスのレビュー・感想・評価

血とダイヤモンド(1964年製作の映画)
3.8
展開が面白い犯罪サスペンス

苦悩する老医師を演ずる志村喬の存在感が、この作品をぐっと引き締めている

ダイヤを手にして、互いに疑心暗鬼になる小柴(佐藤允)次郎(石立鉄男)など4人の心理描写に、人質になっている秋津医師親子の不安感が重なる

さらに、小柴の女利恵を使って、犯人たちに近づこうとする探偵の黒木(宝田明)
警察の捜査を指揮する若き警部(夏木陽介)
横取りされたダイヤを捜す宇津木(田崎潤)らの行動が後半に向け集約していく。

横分けヘアであどけない顔だちのチンピラ役の石立鉄男が新鮮!
注意してみないと気付かないくらい若いが、目元と、かん高い口調に面影がある。

カッコイイ映像でなかなか見ごたえのある秀作
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