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サムジンカンパニー1995のTAMUのレビュー・感想・評価

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)
4.1
久々にどうしても見たい!てくらいに待ってた映画。原題『サムジングループ 英語トイック班』。
去年、本国で公開された時から、予告編を見てどんな映画なのか気になってた。
コ・アソン主演だし♪

で、久々の満足♪
ちょっとオープニングはオーバーな自己紹介から始まるので、着いていけるかな💦と不安になったが、終わってみれば出演者全員が愛おしくなる傑作。

舞台が1995年というのもいい。ファッションも懐かしいし、街並み、電話ボックスなどの当時ならでは小道具、オフィスでパソコンの使い方がよく分からない部長も懐かしいw
(さらにサムジングループ体操直後に自席でタバコに火をつける昔感は愛おしいw)

懐かしいに留まらず、サラリーマン階層社会の最底辺を成していた高卒女子OL3人衆(ジャヨン、ユナ、ボラム)が前向きに社会に立ち向かう姿はホント泣けてしまう。

なんか、この方々のような小さい努力の積み重ねが社会を変えるのだと感じる。未来の社会のために我々も良い方向に社会を変えていこう、
そんな気にさせられる良い映画。

女性3人を主人公にして恐ろしいほどに恋愛要素を排除し、会社の秘密を探る中、色気など女性の武器を封印した製作陣の本気度にも感銘。

ジャヨン a.k.aドロシーを演じたコ・アソンの魅力は随一。正義の味方、ベビーフェイスな顔立ちながらしっかりもの感。今後も推していきたい。

ユナ(イ・ソム)、ボラム(パク・ヘス)のショムニ感も良いのだが、ちょっとキャラっぽいのは気になった。

そして推しのキム・ジュンス経理部長。記憶を遡る限り軽薄な役が多い彼だけに、本当に見てよかった、と思う良い人役。ジュンス先輩で泣けるw

最後、妊娠で退社を余儀なくされたイ・ボンリョン先輩。最近のイ・ボンリョン先輩の出演作見てると、イ・ボンリョンが出てれば間違いないと言えるクラスになってきてて痺れる。
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