ちぬちぃぬ

声もなくのちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

声もなく(2020年製作の映画)
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最初から最後までずっと全集中で見入ってしまいました

終わり方は…それであの一件はどうなったんだろう?って所はあるんだけど
それでも濃い内容、巧みな描写、感情移入しやすさなど大満足でした

この作品もまた格差社会や人権という観点をしっかり描いていたと思います
"人身売買"は分かり易過ぎではあるけど
それ以外の点でも…人権意識の低い問題がいろいろ

口がきけない、声が出せない主人公の苦悩やもどかしさ、コミュニケィションの難しさ
そのためのなんらかのツール
何か補助がなければ生活するのが厳しいなぁ

たぶんずっとあの小屋で兄と二人きりで育ったっぽい妹を通して、教育や作法の意味を問うてもいるし。。。
誘拐されて来たお姉ちゃんの、良家の子で勉強も出来て生活力も高いのに女児というだけで大変な目に遭うし男児より"価値"がないとされるの
この先もずっとでしょ💧一生そういう扱いでしょ

韓国も(日本はもっと?)ジェンダーギャップ埋まらんなぁ〜