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ドライブ・マイ・カーのkmhtのネタバレレビュー・内容・結末

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2021_063

日本最速試写会ありがとうございます。

素晴らしかったの一言につきます。

ハッピーアワーで主題となったカメラの前で演じること、台詞を読むこと、はらわたで会話をすることへの問題意識が地続きな作品だと感じた。
それは言語の壁を超え、人種の壁を超え、映画の枠組み(カメラの前で演じることとそれを鑑賞者として受け取ること)を超え、人と人が向き合うこと、また人生の中でどう自分という人間を表現し、相手の言葉を受け取るかということそのものへの一つの回答でもある。
人は1人で生きれないから、生きることとは誰かと一緒にいることでもあるけれど、自分ではないからその誰かと完璧に分かり合えることはあり得ない。でもその向き合い方次第でいかようにも関係性は築けて、それは人それぞれでいいのだと言っているよう。

この映画は世界そのものであり、あまりにも生々しく人間そのものなのかもしれない。

強烈に印象に残るシーンも多かった。
村上春樹読み直して
公開されたらまた観に行きます。
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