"俺の人生と愛はどうしたらいい"
大人やなあ。
舞台俳優兼演出家の家福の妻がある日突然病で亡くなった。彼女が抱えていた秘密が分からないまま2年経ち、広島での仕事でドライバーのみさきと出会ってから当時に向き合っていく。
文学的だった。📖
多くは語らない、説明もしない。
普段僕たちもずけずけと他人の内側に土足で突っ込んでいったりしない。
そんな自然な関係をみていたら自然と3時間経っていた。
映画館でこんな長時間の作品観たの久しぶり?いや初めてかもしれない。
なのにずっと引き込まれちゃいました。
程よい緊張感のおかげです。
たまに差し込まれていた無音の"沈黙"がそうさせていたのかも。
別に構える場面でもなんでもないのにピリっとする感じ。良き。
舞台みてるみたいだった。
みたことないけど。
演技にそんな緊張感が漂って気がする。
色んな言語織り交ぜてってのが面白い。
元ネタの『ワーニャ伯父さん』も気になるし、女子校生の話もめっちゃ興味ある!
演者がすっごい良かった。
西島さんの心の葛藤が吐露される最後の所グッときました。
岡田くんのアップが体感で10分くらい続いた車内のシーンも、自分が横にいるような没入感あった。
家福とみさきがタバコ吸って、クルマの上んとこ開けて手出してたのカッコいい。🚬
真似したいけどタバコ吸わないし上が開く車持ってないわ🚗
夫婦とはいえ他人と全てを分かり合えるなんてことできるはずもない。
でもそれが知ろうとしなくていい理由にはならない。
"他人を見るにはまず
自分自身を見つめること"