最初は上映時間の長さを見て
チケットを買うことを躊躇したものの、
西島さんならば間違いないはず…と腰を上げ鑑賞。
結果、ここ最近観た映画の中では
私にとってのベストムービーに。
脚本内の同じ台詞が反芻されるうちに、
その言葉の意味が物語とリンクして深まっていく展開。
180分を全く長く感じさせない凄さ。
最後のロングドライブ後の
家福と渡利のシーンが心に残って離れず、
劇場を出たその足で本屋に原作を買いに行きました。
相手の心を覗き込むことはできないから、
自分の心と向き合って、
折り合いをつけていくしかない。
この劇中の言葉、刺さりました。
西島さんの演技への愛、
表現への強い気持ちがあってこその作品だったと思うし、
岡田将生のビー玉みたいな綺麗なお目目よ…
ウルウルのまさき…何それ最高…。笑
かの西島秀俊を食わんばかりの演技、圧巻でした。
静けさがこの作品の最大の魅力だと思うけど、
見終わった後も心には強く残るものがある作品でした。