2022-04 シャンテ
約3時間の上映時間ということもあり、また昨年末のバタバタで半ば劇場鑑賞を諦めていたが、友人の「これ観ないのはヤバい」というススメで正月休みギリで鑑賞。事前情報はほぼ無し。
そもそも私、村上春樹作品が苦手。一作を読み切ったこともない。文体が苦手。
つまり諦めていたというよりは苦手意識が本作に対し足を遠ざけていた。
確かに完成度の高い作品。脚本も素晴らしいし、演者さんたちの演技も凄い。つまり監督の手腕が凄いのはよく分かった。セリフの意図、一つ一つの言葉の持つ意味も深い。3時間という時間も全く感じさせない出来。つまりもの凄く良い作品。
人は何故生きるのか、チェーホフ「ワーニャ伯父さん」と平行してこの大きなテーマに対して向き合った意義深い作品だとも思う。
でも、やはり好きにはなれない。ここまで来るとそこを再認識できたことが収穫。
映画館で観て良かった。なぜならDVDや配信での鑑賞ならば間違いなく途中で観るの止めていた。やはり苦手だなぁ
ラストもこちらに預けられるが、ハルキストの方にお聞きしたい。正解は何？
私の理解力、村上作品への向き合い方は・・・？
アカデミー賞どうなのかしら？
