監督 濱口竜介(スパイの妻)
だいぶ前からロードショーしてたのに、ゴールデングローブ賞の発表で、今日のテアトル新宿は満席。満席の映画館なんて、久しぶりに見たよ。
韓国人のキャストが多いのは、当初は釜山で演劇祭が行われる設定が、コロナで広島で開催されるように変更になっちゃったから、キャストはそのままになってるんだね。
妻に浮気され続けている演出家の男、母にネグレクトを受けながら育った女運転手。妻も母も死んでしまうんだけど、2人とも、それを自分のせいだと思い込んで自分を責めながら生きてしまう。
そんな状況からポジティブに生きる光を見出すシーンを丁寧に描いているんだけど、普通の映画のクライマックスと言えるくらいのシーンがいくつもでてくるんだ。脚本と絵作りが素晴らしい!だから、3時間でも一気に見れちゃうんだ。
僕は、2人で車を走らせながら、タバコを吸うシーンが好き。
アカデミー賞が楽しみだね。
でも、ラストシーンで、運転手が犬と赤いサーブと韓国に住んでたのはなんで?