クライマックス、西島秀俊の慟哭とも言える場面、マスクの中が鼻水だらけになりました。
生きるって本当にシンプルじゃなくて、色々なものを呪いたくなるほど苦しいこともあって。でもなんか、そういうものなんだと、つるんとしてピカピカしたものなんかでは全然ないということを、腹を括ってしまえば少し楽になるのかなって。そう思ってしまえば、逆に色んなことに、ささやかだけど美しいものにもっと感謝できるのかなって思いました。手話の舞台エンディングが効いていた。そして自分に向き合うこと。自分に素直であること。
しんどくとも生きようと思えた映画。