このレビューはネタバレを含みます
奥さんが見た目も話し方も雰囲気も怖いし気持ち悪すぎて、早く退場してくれないかばかり考えてたせいで主人公の悲しみに共感しきれないまま終わった。
他は嫌いじゃないし、死をどう受け入れるかというテーマも嫌いではないけど、村上春樹ってセックスを特別視しすぎているきらいがあるように感じる。今作もそこが受け入れられないなあと思いながら見た。
深く愛し合っていたはずなのになぜ他の男と寝るのかが謎だったのか…そういう人にしか見えていなかったので「えっ今更そこ？」ってちょっと思っちゃったな。
岡田将生、いろんな役を見てきたけどこの作品の役は単純に見えて複雑で新鮮に感じた。
辛くとも真面目に生きていきましょう、か…。でも私は辛くない方がいいよ。
手話の彼女、一際美しく撮られてたなあ。この作品の中の天使的なポジションなんだろうな。光の中で木の枝にピッタリとハマる構図、絵では嘘になってしまう。
