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ドライブ・マイ・カーのtetのネタバレレビュー・内容・結末

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

長かった。ロードムービーとはどんなものかと気構えしたが、思いの外、見やすかった。

家福とみさき、どちらも大切な人を救えなかった。むしろ殺してしまったみたいな罪悪感を抱えて生きていた。みさきが家があった場所に行ったこと、家福が自身の後悔を語れたことで2人は前を向いて生きることができ始めたのかな?家福の、僕は正しく傷つくべきだった。本当をやり過ごしてしまった。というセリフと場面はかなり感動し感情移入してしまった。そこから最後の演劇大成功の流れは綺麗だった。

高槻の殺人、逮捕の下りは急にミステリーになるかと思って焦った。これは、家福が向き合うためのきっかけであり、なんでも誰でも良かったのかな?それとも、他人を知るためには自分と向き合え、的なことを言った高槻自身が殺人してるということに意味を持たせているのだろうか?ちょっとここは難しくて分かんなかった。

性的な話とか山賀の話とかの下りはなんか苦手だった。全く受け付けないわけではないんだけど、ああいう表現はなんか生々しくて。あと、演劇ってい題材がちょっと自分にはハードル高かったなー。
一度見れて良かった。家福が涙するシーンのためだけに3時間。長いけど一見価値あるかも。
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