ドライブ・マイ・カーのしゅりのネタバレレビュー・内容・結末

演出家で舞台俳優の家福。娘を亡くした過去をつ愛しあう夫婦の関係は良好だが、妻は他の男に抱かれていた。事実を知りながらも夫婦の仲が壊れないよういつも通りに接する家福。妻が病気で急逝し、遅く帰った自分のせいだと悔やむ。
演劇祭のため訪れた広島で、ドライバーみさきと出会う。彼女は幼い頃母から虐待されていて、自分が助けなかったため母が事故死したという過去をもつ。互いの身の上を話してゆき、家福は少しずつ過去を受け入れていく。
残されたものは死んだ者のことを思い続ける、それでも生きていかないといけない。舞台のストーリーや台詞が、登場人物とリンクしている。
各国の俳優が各々の言語や手話で台詞を言ってひとつのストーリーを演じる舞台は面白い。
広島や北海道の景色が所々で出てきて日本の美しさも表現されている。