喪失感を持って生きてる人たちの自立と再生の物語。
誰でも悔恨の念の一つや二つもって生きてるものです。
暗い過去を持つ家福とみさきの2人がドライブの過程で信頼関係を築き、やがて未来に向けて歩き始めるところが良かった。
生い立ちも年齢も親子ほど違うけどこの2人は似たもの同士なんですよね。やがて心を開き抱擁するシーンはぐっときました。
結局のところ喪失感を乗り越えるには自分を真っ直ぐ見つめて自分の心の声に耳をすませるしかないんですよね。
題名のDrive My Carのごとく自分のために自分自身が自分の足で歩いていくことが大切ということを教えてくれる作品でした。
「本当の他人を見たいなら自分を真っすぐに見つめることしかない」