自分への向き合い方、そして大切な人への向き合い方
「僕らがやらなければいけないことは、自分の心としっかり正直に折り合いをつけていくことではないか。本当に他人を見たいと思うなら、自分自身を深くまっすぐ見つめるしかないんです。」
「僕は正しく傷つくべきだった。やり過ごしてしまった。本当は傷ついていた。見ないふりをしていた。自分自身に耳を傾けなかった。だから音を失ってしまった。会いたい。会ったら怒鳴りたい。謝りたい、僕が耳を傾けなかったことに。」
映画でも堪能できたが、小説でじっくり味わいたくなるような物語でした。