ドスティ

ドライブ・マイ・カーのドスティのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
4.0
インターナショナル版179分は正直長かったけど、多言語演劇で多様な国の役者が感情を込めず棒読みで台詞を一度解体し、理解出来なくても手話によって伝わり改めて言葉が自分に染み込んでくる感覚は特別な体験。

全てを内に秘めたような西島秀俊は本当に素晴らしく、無表情に自信と苦悩が滲む三浦透子もすごく良かった。

セックスと暴力を言語に使う難役である岡田将生の演技の巧さに舌を巻いた。
韓国手話を用いるパク・ユリムと台湾出身ソニア・ユアンのシーンも印象深い。

村上春樹の原作よりワーニャ伯父さんを読みたくなった。
絶望し辛くても、生きていかなくちゃ。
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