正直まだまだ反芻しなきゃなという感じ
話をすること、声を聞くこと、聖域を明け渡すこと
岡田将生は端的に言い表すのは憚られつつゲスな人なのに、でもあの目の表面張力ときらめきは何、きれいすぎて
ど…
本作にはアンサンブル的な要素が多様にあるが、基本的には俳優とそのドライバーのパーソナルな罪悪感に関する映画。
言い換えれば、私的な罪を誰からも責められないことが苦しい男女がそれを互いに認め合う過程…
悲しい過去はあるものの妻音と充実した仕事と満ち足りた夫婦生活を送っている?と思っていた家福。生前に妻の心の闇の片鱗を垣間見ていたもののそれを避けており、その後妻が急死して喪失感を抱いて滞在することと…
>>続きを読む説教臭いだけでゆっくりとした温かいだけの映画かと思いきや、3時間弱はかなりあっという間に過ぎた。
かなり余裕のある生活を送っている夫婦。その2人の行為後から始まった点に驚きを感じ、また、その明け方と…
ザ・濱口な感じはこれまでの作品に比べるとマイルドになってるように感じた。それだけに、「生きていかなきゃいけない」みたいな台詞は濱口フォーマットを分かってる人でないと上滑りの言葉になってしまう…
映画を作るように科白やお芝居が作り上げられるのに合わせて我々がにゆっくりと作り上げられる感覚
コンさんの食卓のシーンのジャガイモ、コカコーラ、黒ラベル
霧島れいかさんの付き纏って離さない色香
…
荒削りだけど大きく感情を突き動かすものと、丁寧に緻密に、だけれど1つ1つが高いクオリティでつくられた感情を突き動かすもので分けるなら後者。低い温度だけど、ずっと最初から最後まで何かが燃えさかっている…
>>続きを読む世界が注目する濱口竜介監督の最新作は「物語の力」についての映画でした。
傷と秘密を隠したままの夫婦の会話や妻の浮気相手であった高槻とのバーでの空虚な会話とは対照的に、劇中に登場する物語の中では常に…
見てよかったです
一つのシーンが長く続き、リアルな日常を感じた
所々で心に響く言葉があり、忘れたくない
これまでの村上春樹の小説作品で読んでいた言葉、村上春樹が作りだした言葉として受け止めてい…
村上春樹に伍する能力と表現への誠実さを併せ持つ唯一の日本人映画監督による実写化なので傑作なのは保証されてたけどやっぱり傑作だった。どこに出しても恥ずかしくない日本映画どころか世界に自慢しまくりたい日…
>>続きを読む©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会