村上春樹さんの複数の小説が織り交ぜられてできている話のようなのだけど(私は原作未読で不勉強ですが、、、)、それを感じさせず、非常にきれいにまとまっている。
好きなシーンをいくつかピックアップ
最…
風の歌を聴けを読んだ後だったのもあって、印象的な描写一つ一つにも存在するそれぞれの心理前後を連想して二重で楽しめた春樹ワールド。 今思うと、雪が降り積もった頃には全てを覆った上で目の前に広がり存在し…
>>続きを読むなんて誤解のない作品なんだ………。
びびる、すべての言葉が簡潔でノーフリル、登場人物同士にすとんと刺さっている。
"チェーホフのテキストに自分を引きずり出される"、私はチェーホフを読んだことはない…
終始、静かに語られていく物語。
前半、これは大人のビデオなのかと思ってしまうほど性表現がとにかく多い。
後半から結構面白い展開になっていく。
家福とみさきの間に生まれる親子愛のようなものに胸が熱く…
もう二度と会えない、戻ってこない人へ抱える後悔や悲しみに対してそれを乗り越えていくというのではなく、受け入れて、その苦しみのなかで生きていく決意に至るまでが描かれていて良かった。
韓国手話のシーン…
わたしたちは正しく傷つくべきだった。わたしたちがどんなに後悔したとしても 今のわたしたちには時間を巻き戻す術はないのだから。 感情に向き合え。泣きたい時に泣いて、笑いたい時に笑って、怒りを感じたら怒…
>>続きを読むセックス、演技、運転、言語、人の心を見ようとすること、自分の心を見ようとすること、それぞれの行動が意味を持って重なったと思ったら離れたり、また重なったり、俺(観客)と今作(映画)の距離感もまたそれに…
>>続きを読む心に響いた
落ち込んでる時に見たから心ズキズキしてた
みさきが家福に言った
音のこと、そのまま受け入れられないか?
家福を愛していたし、他の男を求めたこともそのまま受け入れてそこに何も嘘はないみた…
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