グッチー

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のグッチーのレビュー・感想・評価

4.5
ゴッドファーザーパート3を監督自ら再編集した真の完結編。

サブタイトルの通り、父を継いでゴッドファーザーとして権力を持ったマイケルの最期までを描く作品でした。

兄を殺して権力を手にいれたマイケルが懺悔するも、それでも許されず、因果応報的な感じで娘が犠牲として撃たれる感じが、どことなくオペラのような悲劇的な雰囲気を感じさせる筋書きだなぁという印象でした。

ラストのマイケルの叫びのシーンは、ベーコンの絵画を見ているような感じで、凄く衝撃的な映像だと思いました。

パート2まででも十分楽しめる作品ですが、この再編集バージョンを見ると、やはり三部作として見た方が、よりマフィアファミリーの栄華から悲劇までを描いた平家物語みたいなストーリーとして見れるんだろうなぁと思います。

映画史に残る古典的なマフィア映画として、今後も生き続ける作品です。
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