ヤンデル

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のヤンデルのレビュー・感想・評価

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・1991年公開のパートⅢの再編集版。よりマイケルに焦点が当てられた編集になっている

・コッポラは製作当時から「CODA:The Death of the Michel Corleone」のタイトルを最終的に単に「PART Ⅲ」となっていた。

・コッポラの娘ソフィア・コッポラの演技は当時酷評され、映画の評価を下げてしまったが、コッポラは今回の再編集で評価を上げたかった

・ビト・コルレオーネの孫と遊んでいる間の幸福な死と、マイケルの死を対比している。娘を抗争に巻き込んで死なせてしまったことから、家族の心が離れ、晩年は誰にも看取られずに死ぬラストだが、1991年版はラストで椅子から人形のように倒れ、死の瞬間が明らかであった。ラストのシチリア人の気質を表す言葉も今回の再編集で追加されたもの。

・バチカン司教と銀行、イタリアンマフィアに関するエピソードは実際にあったロベルト・カルヴィ事件を元にしている。バチカンの大司教で銀行の頭取でもあったロベルト・カルヴィのスキャンダルと就任後わずか33日で急逝したヨハネ・パウロ1世の「暗殺」の噂をストーリーに取り込んでいる。
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