レオン

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のレオンのレビュー・感想・評価

4.4
コッポラが見やすく再編集した、ゴッドファーザー3のリマスター別バージョン。 
まず、オリジナルの「 PART III」 との違いを。
タイトル=日本語の副題は日本が勝手に付けた物ではなく、「The Death Of Michael Corleone」の直訳。

画質=リマスター前よりやや明るくクリアになっている。
(リマスター版のないややソフトフォーカスな Part Ⅰや Part Ⅱと比較すると歴然の差)

編集=オリジナル冒頭にあった、教会内での叙勲シーン・海辺の過去の邸宅・兄の死などの描写はカットされていて、その後の大司教がマイケルに資金提供を求めるシーンから始まる。 この方が物語的には分かりやすいが、オリジナルの深く高尚な印象が薄れている。

それ以後は同じだがエンディングで、老後のマイケルがチェアーでくつろぐシーン、
最も大事な1分ぐらいの映像もカットされている。
このわずかなカットで印象がかなり変わる・・・。

私なら画質は僅かに劣るが、オリジナルを見る事をお勧めする。 このカットにより★はオリジナルより、0.1 低い評価に。

が、叙勲パーティーや各界大物らとの会議シーン等、台詞なしのエキストラでさえ、ただならぬ存在感のある顔が集められていて、画面から伝わる圧倒的表現力は最近の作品では真似の出来ない描写。 

このゴッドファーザーシリーズの価値が理解出来ていない映画ファンは、残念ながらまだ映画初心者と言わざるを得ない・・・。 と年配者は感じます♪
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