文字通り、ゴッドファーザーの最終作。
結構批判されてるらしいが、素人の私には何が悪いのやらサッパリだ。
個人的には、シリーズで一番好きだった。
情緒に満ち、シチリアという村の恵みみたいなものが感じ取れた。
後半にはマイケルとともに想いを馳せた。
マイケルを好きになった。
そして印象深かったのは、幕を閉じた後の、最後のテロップ。
「シチリア人が『永遠の幸せ』を願うとき、それは『永遠の命』を意味する。シチリア人はそれを忘れない。」
これは、作中のマイケルとケイの会話でも交わされたように、シチリア人は、悲しいことも無かったかのような日常を送ることに基づいた言葉ではないかと推察。
命が永遠に続けば、幸せもまた永遠に巡るのだろう。
幸せとは、庭の木のようなものだ。
恵まれぬ時も豊穣を迎える時もある。
誰かが種を植え続ける限り、何度でもレモンの芳醇な香りを嗅ぐことが出来ることを、シチリア人は忘れないのであろう。