粗大

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期の粗大のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やはり安定して素晴らしい三部作
完璧な幕引きだった
美しくも悲しい最期
上品でかつエンタメ性と見ごたえのある傑作集

前作から20年くらい経ってる
やっぱりイタリアの美しい風景や雰囲気の描写はうまい
マフィアの闇家業から組織がより現代的に政治や企業的性質に変わってるものの、過去の罪や行いは回りまわって自分に還る
マイケルは鷹っぽいお爺さんになっててより頑固になってる感じ、でも威厳は完成されゴッドファーザーに相応しい存在感
老いて弱く丸くなっている様子が痛々しい
フレド殺しが相当心にキテる様子
メアリー絶妙に可愛くないが、最期の呆気なさや驚きが素晴らしかった

かなり時間経ってることもあってかかなりメンツ変わっており人物の把握が難しい
ビンセント色男っぽく振る舞ってるけど絶妙にイケメンじゃない、でもやっぱりややソニーの面影はあるし覚悟の気風は受け継いでいる
グレース役のブリジット・フォンダ可愛い
俺の好きなトム・ヘイゲンはどこに行った?
息子のアンドリューはトムの面影がある

コニーはマジでずっとイライラさせるな
余計なことずっとするし
でもマイケルにとっては数少ない残った肉親だし安心するのかも
アルトベロがヨボヨボだけど老獪感
従兄弟同士の恋愛は見るのキツイな、どっちも絶妙に顔良くないのもキツさに拍車をかけてる
殺し屋父子が強すぎるし地味なのが逆に格好良い

メンツが変わっていても惹き込まれる語り口と、派手すぎないがエンターテインメントとして重要な要素が一通り揃っているため、オールタイムベストと言われるのもわかる
シリーズ通して長いということを除けば何度も見られるし見やすい、見るごとに発見のある傑作シリーズである
粗大

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