『誰も眠らない森』
原題Nobody Sleeps in the Woods Tonight.
Netflix配信日2020年10月28日。
上映時間103分。

見るからにB級、だけど、かなり面白い作品なんちゃうかと一か八か、横山やすしの息子は木村一八で観るよ～な作品。
ポーランド発の最初のNetflixオリジナル映画だそうです。

ネットなしでは生きていけない少年少女が送られたのは、 深い森の中で行われる依存対策キャンプ。 だがそれは、 命すら脅かす恐ろしい悪夢の始まりだった。。。
余談ながら、作中最初殺られ方は、『13日の金曜日PARTVII』（1988）寝袋vs木のシーンへのオマージュだそうです。

扨、今作品はポーランド映画。
あまりポーランド作中に詳しくないし、今作品がポーランド・ホラー映画の金字塔であったかどうかわかりかねますが。
しかし、世界的なスラッシャーというジャンルと比較した場合、今作品は傑出した作品ではなかったかな。
確かにホラー俄のファンとしては最後まで観られるモンでしたが、予測可能で一般的なホラー作品でした。
『ヒルズ・ハブ・アイズ』(2006)と『ハチェット』(2010)を足して２で割ったような作品でした。
上記の作品をすでに観ていたら、あら？どっかで観たことあるなぁってのはその辺りに似てるしやろなぁと思います。
正直、今作品にはオリジナルな要素が足りなかったと思います。
例えば、『13日の金曜日』やか『ヒルズ・ハブ・アイズ』などの映画からあからさまにコピーされた要素もある。
今作品は、めちゃくちゃ平凡(若い女子は二人とも美人やったけど)で忘れられやすいキャラ・容姿やったし誰が誰か少し混乱したかな。主人公のうち2人は、スケベ心で覚えているだろうし、誰かが死んで登場すると、あ！っ、この俳優さん、今作品にも出てたんやっと思うくらいで大きな驚きはなかったかな。
それほど忘れられやすい、地味なキャラたちやった。
また、2人の殺人鬼のプロテーゼ(シリコンでできた医療用の人工軟骨)を含むメイクアップは悪くないが、リアル感を感じてビビる時期はなくなってしまったかな。
印象に残るような傑出したものはないが、かなりいい感じはした。また、暴力や殺人の特殊効果もかなり良かったが、この映画の欠点をすべて払拭するほどではないかな。
語られるストーリーは、非常に一般的でやけど、単純明快やった。
スラッシャー映画としては、今作品が傑作しているとか、記憶に残るといったことはないが、
今作品はホラー耐性付けまひょか的に観るには最適な作品かな。
続編も流れで機械があったら見ようと思てますぅ。

作中ホラー映画の６つの大罪。
(セオリー)を語る場面があった。
それには、
まず、『好奇心』気になって覗き見る。
そして、『不信』。
気のせい怖くないって『自信過剰』俺がはいってやるぜっ。　
４番目『ブサイクは生き残れない』。
５番目『セック』
６番目『分散行動』
おいおい、今作品は全て周到してるがな。

ネットやオンラインに依存する若者たちのためスマホを没収して深い森の中で過ごして自分を見つめ直し仲間との親交を深めるキャンプに参加した、何か影のある女・淫乱ブロンド・ゲームオタク・見た目はいかつめの童貞・ゲイの5人。彼らはリーダーの指導のもとハイキングを行うが、そこは悪魔のようなやべ〜やつが徘徊し、人を見つけては食い殺す禁断の森だった。助けて！な話

珍しいポーランド産のスプラッターホラー。「クライモリ」や「ヒルズ・ハブ・アイズ」やその他の森で怪物に追われるスプラッターへのリスペクト精神が随所に見られる佳作。四肢断裂、生首転がり等、スプラッター描写はなかなか気合が入ってるし、何かを知る老人・殺されるために現れた無能警官など、基本に忠実な展開は安心安全で良いですよ。さらに森に潜むやべーやつのビジュアルもイボがボコボコで気持ち悪く、圧倒的タフネスと残虐性を持ち合わせておりました

で、平凡かな〜？と思わせておいて、やべーやつが誕生した背景が余りにも余りにも予想外過ぎて笑ってしまった。こんなことやっちゃうんだ！？てなること必至。また、本編に二度キスシーンが出てくるんですが、二度目のが素晴らしすぎました。思いついちゃったんならやるしかねえわ！という気概を感じましたよね。この二つを面白がれるかどうかが、本作の分かれ目になるかと思います。もう2〜3捻り欲しいところはあったけど、基本を抑えたスプラッターが楽しみたければ是非。敬具

『顔面イボ痔VSネット中毒者』




どーもどーも香水売り場の試供品を片っ端から嗅いでいたら鼻炎が再発しましたラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂いてしまったんですねー


【誰も眠らない森】！！！……美女だって森の中で悠々自適に眠れるってのにせいぜい眠らないのはトムベレンジャーか「マシニスト」のクリスチャンベイルくらいかと思っていたのですがいやーまたしても12月に実写版「今際の国のアリス」が控える我らがネットフリックスよりトンデモクライシスに“ドギツい”B級背脂ギットギトなホラー映画が配信されてしまいました、しかも原産国はあのフレデリックショパンも真っ青なポーランドという……


森の中に佇む不気味な屋敷、正体不明の大柄の男、そして超絶ド級のゴア描写……取ってつけたような一言でまとめるなら


「ポーランドがハリウッドのB級ホラーを“ただやりたかった”だけ」


となってしまうかもしれません。しかし私個人としてはポーランド映画というもの自体あまり馴染みがない身ではあるものの、やってることはそのみんな大好き“ハリウッドB級ホラー”と寸分違わぬ作りをしている故、下手にストーリーが急に意味分かんない方向に逝っちゃうとかお国柄が色濃く作品に残っているだとかそーゆーものはむしろ全く感じなくってですね、良く言えば“フツーに見れる。”



↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact

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