恩師に託された、閉館間近の映画館の立て直しに奔走する女の子の話、と思いきやなぜ奔走することになったかの前日談だった。(ドラマがあったことを知らなかった)
支配人役には、たけしそっくりの喋り方をする柳家喬太郎(有名な落語家だった)。
いかにも江戸っ子って感じで、カラッと乾いてるけど情のある感じが絶妙だった。(調べたら下町出身ではなかったけど)
そして教師が大久保佳代子って、リアリティあるような、ないようなキャスティングは面白い。
こんな先生に会いたかったな、と全員思うだろう素敵な先生像を完璧に演じていた。まさにRCの「僕の好きな先生」みたい。
劇中で繰り返し語られたように「映画は残像効果、半分暗闇を見ているようなもの。だから映画好きは根暗」というのはまあ当たってるかもしれないが、それ関連性あるんだろうか笑
そして、観ている最中に思い入れのある映画館のことばかり思い出してしまう映画。(私は三鷹オスカー・大井武蔵野館・文芸坐ルピリエかな。早稲田のACTミニシアターも)
不思議なんだけど、映画愛を語る映画ってリスペクトされている作品が滅茶苦茶古いのは何故だろう。批判が少ないから?
あと『東への道』のフィルム普通焼くかなぁ。唖然としてそのことにしばらく気を取られちゃったよ