未完で、次の夜の深みのためのスケッチのような作品らしい タイトルは夢遊病者のためのアンサンブル
最初に静止した状態の人物が映った瞬間と動き出した瞬間の異様な美しさにはっとした 寄りと引きの塩梅、人物の移り変わりとカメラワークのバリエーション、end後のリプライズみたいなやつ含めて6分弱の間の全てが最高
背景つぶしたネガを使用してカメラのアングルと移動のさせ方を工夫することで人物が地面から解放されていて、それと同時にこの人の夢的なカメラワークと身体表現が発揮されまくってるから、黒背景に人物がダンスしてるだけなのに見たことないくらい幻想的
この人が達した一つの境地って感じがした
