タイトル勝ちな映画!笑
原題は『Horizon Line』で“地平線”や“水平線”という意味だけど、日本の配給元のギャガの人達は相当頭をひねったに違いない、「これだと誰も映画館に見に来ない…」と。
そこで「よっしゃ!内容を分かりやすくタイトルに入れて話題になるようなタイトルにしよう!」となったのでしょう(僕の勝手な想像)。
そして決まったタイトルがこれ!
『元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話』
僕も最初にこのタイトルを観た時は「お?なんか奇をてらってるけど面白そう!なんだか気になる」って思った記憶が。
そんなタイトルは各所で話題になったものの、「予告に登場する飛行機はセスナ機ではない」といった指摘も出たりして、後日権利元の会社より「タイトル、承認はしたけど一部表現でちょっと間違った認識があったから邦題を変更するようにお願いしたのねん」と発表があり、その後『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』に変わったとの事で・・・。
さて、このラノベみたいなタイトルで実際のところ内容はどうなのかというと、正直に言うとタイトルが全て、でした。
主人公のサラは、友人の結婚式に小型飛行機でインド洋に浮かぶ南の孤島に向かう。そんなところに、かつての恋人であるジャクソンと乗り合わせたが、離陸後にパイロットが心臓発作にて急死。サラは飛行機の操縦経験は少しだけあるものの、計器も故障し無線もほぼ繋がらない。見渡す周りは海しかない。どうする、どうなる二人…!
といった感じ。
小型飛行機の中でのあれこれを描いたワンシチュエーションもので、起きるトラブルもだいたい想像の範疇ではあるけど、その対処の仕方がどれも「そんなアホな!」とぶっ飛んでいるので大半が笑いながら見られます。
終盤には「海といえばアイツ!」なアレも出てくるのですが、それが物語に絡むのかどうかは機会があれば是非ご自身で鑑賞して確かめてみてくださいませ・・・
2021/12/30(木) TSUTAYA DISCAS単品レンタルにて鑑賞。
[2021-096]