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ボブという名の猫2 幸せのギフトのPoMooNのレビュー・感想・評価

3.2
一作目では、あれほど縁の無かった、貧困には辛いクリスマスシーズン。今作は数年のクリスマスの思い出が題材。ジェームズの過去も明かされる。クリスマスシーズンに起こった奇跡の様な実話。

ジェームズは著書が売れ底辺の生活から、今や、むしろ誰もが知る有名人。慣れないクリスマスパーティーの帰り道、違反していないのに捕まった路上演奏者を助ける事から悲惨だったクリスマスの思い出の数々の追憶。近所の「ルーディー・コンビニエンスストア」のインド人オーナーとの友情が温かく、おじさんの話が染みる。他にもホームレス支援の女性、ボブに手編みをくれるおばちゃん、雑誌販売のおっちゃん、動物保護局の役員。道で助けた有名料理家など、中には嫌な奴もいるけど、関わった人々の記憶と、最大はボブを養えないと悩み、ボブの幸せを考え手放す決心までする。

クリスマスは奇跡の日。ボブとジェームズを助けようと集まった人々が、まるで映画の様だ。(実話なんだけど、その偶然性がよく出来ていて)人はその行いが自分に戻ってくる、そんなボブとジェームズのストーリー。

前作では気が付かなかったけど、今作のエンドロールで
「featuring BOB as himself 」
(ボブがボブ本人として出演、の意)の文字を見つけた💡。 ボブさんほんとに本人、いや、本猫だったんですねー。
No1195
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