エンディング・羊文学。
これだけでも見てよかった。
正直、内容は詰め込みたい要素と描きたいエンディングから逆算して物語を構築しているため、物語が転がっていない。
業をもった人間(欲深い人や間違いを犯してしまう人)がほとんど出てこないため、物語の輪郭が薄い。子ども向けなのかもしれない。
日本各地の神様がアベンジャーズのように集うものの、活躍シーンはごくわずか。主人公たちはほとんど、窮地に陥ることなく問題を解決していく。
ただ、遠野物語の一部を筆調にアニメ化したシーンは面白い。
食事シーンがとてもいい。
都会の人にとって帰る家はどこなのか。コンクリートロードを歩く僕らにカントリーロードはあるのだろうか。