おくちん

岬のマヨイガのおくちんのレビュー・感想・評価

岬のマヨイガ(2021年製作の映画)
3.1
震災後の東北。家族を失ったひより。家族から逃げてきたユイ。行き場をなくした二人とお婆さんが家族になっていく物語。たとえ被災していなくても家族が壊れていて孤立している人、居場所がない人はたくさんいて、血縁や地縁だけじゃないところに希望を感じました。震災だとすずめの戸締りと比較してしまい、妖怪やアカメ退治がなんとなく中途半端に感じてしまいました。もっと三人のつながりあっていくところを丁寧に描いて欲しかったように思います。ちょっと惜しい出来だったのかなあ。新しい家族の形の始まりで終わるところ、平家物語でも主題歌の羊文学が良かったです。