Melko

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイスのMelkoのレビュー・感想・評価

3.4
“You color people never learn, do you?”

バレンタインデーに何見てんでしょう、その③

奇抜なジャケに惹かれて見てみたが、ナンジャコリャ
考えるな感じろ系作品??

音楽を力に変える宇宙人サン・ラーって誰が演じてるんですかって思ったら、名前がそのままの、ホントのミュージシャンだったとは。
何系というのか、不協和音系の曲は全然好きでないので、めっちゃ微妙。。
黒人、アフリカンアメリカンということを軸に置いていろんな音楽を紡いでいくなら、最後も民族的な音楽で仕上げてほしかったなぁ

何か禅問答のような、黒人が作る「黒人らしさ」「良さ」「悪さ」を問う物語に感じた
それを象徴するかのような、サン・ラーの
“You cannot take that black part with you.(黒人らしさは置いていけ)”
というセリフ
黒人らしさってなんでしょう

♪ 古代は元々黒人が統治してたんだぜ
なんて歌も出てくる自己顕示
「私は存在しない。君たちも同じようなもの。」というサン・ラーのセリフからわかる、負け犬根性のような精神性

日本で言うと、日本の中心は元々京都だったんですけど!なんて主張する人がいたりいなかったりの関西民みたいな…?規模が小さすぎるか

女性のちゃんとした裸とかブラックミュージックとか色々あって、なんだろう結局のところ
地球規模で民族のこと色々言ってないで、宇宙規模で考えよ!っていうこと…?
であれば日本人も入って良いかな…?

50年経った今、誰か、スヌープドッグあたりがこの映画をリメイクするなら、50年分の音楽の歴史を追加できるし、なかなか良いのではと思うのだが。
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