このレビューはネタバレを含みます
正しい生き方ってなんだろうと考えさせられた。
メイベリンはテキサスで結婚して家庭に入って子供を産んで、the一般的な人生を歩んでいて、これが絶対的に正しい道のような気もする。
リッキーは一般的な家で育ってきたが、家族から縁を切られてでも自分の思うがまま、一般的ではない道を進んだ。
これが本来の正しい生き方なのではないか。これの何が悪いのか。
でも「普通はこうだよね」が植え付けられて育った私たちはこういう生き方を「異」として見てしまう。リッキーの父親の態度もそういう環境に生きてきているから受け入れられないのだろう。
メイベリンの、バーを立て直していく中で、どんどん綺麗になり、元気で明るくなっていく姿と家に来た旦那の友人と旦那をもてなしながらもなんだか浮かぬ顔をする姿からも、生き方というものを考えてしまう。
最終的に、リッキーの口癖や考え方はメイベリンから学んだことがあったように、メイベリンはリッキーから学んだのだろうなと感じた。