この娘やっぱり変だ
変なのはみんな知っている上での前日譚で、一体どのような話にするんだろう。
エスターの一番の盛り上がりどころを知っているんですものね。
当時12歳で前作の9歳と偽った33歳のエスターを演じたイザベル・ファーマンが25歳で前作の2年前の設定のエスターを演じるという「ちょっと何言ってるかわかんないです」なヤバすぎる作品。
なので、大人のイザベル・ファーマンを子どもにみせるための撮影テクニックがこれでもかともりこまれています。
アナログの手法でCG処理はされていないよ!!
以下はネタバレ
前作が被害者側の視点であったのに対し、本作は完全にエスター=リーナ側の視点で展開するのが大きなポイントです。
前作でも言及のあったエストニアの精神療養所から始まります。
既に職員からヤバいヤツ認定されています。
他患者や職員などを人心掌握し、脱走するシーンはクライムもののような高揚感があって、さすがはエスターや!!!と興奮していました。
ジェイソンボーヒーズやマイケル・マイヤーズのような肉体的というかスーパーナチュラルなアドバンテージのない彼女の戦い方としてすごく良かった。
そして、もう一つの大きなポイントとして、潜り込んだ先の家族もヤバイというとこ。そこが前日譚でのサプライズでしょう。
こういう切り口で展開するとはなぁ!
唯一まともなお父さん可哀想すぎる。
前作の大サプライズありきの続編なのでたいへん難しかったとは思いますが、それを背負った上としては良かったと思います。
しかし、やはり前作が良かったのでその期待されたハードルを超えられなかったという印象。