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エスター ファースト・キルのharuのレビュー・感想・評価

3.0
エスター前日譚。

4年前に失踪した娘エスターが見つかったという知らせを受け、オルブライト家は久しぶりに明るさを取り戻す。しかしこの娘はどこかが変でしたが、オルブライト家もだいぶ変でした。

エスターの記念すべき初めての殺人。
正確に言うと「エスター」としての殺人が初めてなだけで、「リーナ(本名)」としてはすでにそれなりに経験値を積んでる様子。時系列としては前作より前の話で、リーナがエスターとして生きていくためにオルブライト家に鍛えられる話。前作に比べるとエスターはまだ新人で、なりきり度も甘く、早々にボロを出しまくり。しかしオルブライト家のメンバーは、そんなエスターを優しく見守る。いろいろ失敗もするエスターですが、それだけにラストは大きな成長を遂げ、コールマン家に続いていくんだなと思うと感慨深いです。
本作ではすっかり大人になってしまったイザベル・ファーマンが再びエスター役をやるのは正直難しいのでは?と勝手に心配してましたが、本作では最初からエスターの正体をわかっているので、逆に良かったかもしれません。兄がクソすぎて、気づけばエスターを全力で応援してました。
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