前作で触れられた事件を描き、前作同様に捻りの効いた脚本でありながらも、内容はサイコパスmeetsサイコパスという続編の王道な展開を見せてくれ、さらには前作では見られなかった隙のあるエスターも垣間見えることで、ホラーアイコン特有の可愛げも獲得してしまったような作品で最高だった。
盗んだレンジローバーでサングラスを掛けてタバコを吹かすシーンや、毒を盛られそうになった報復に死んだネズミを混入させたスムージーを飲ませようとするシーンなど、特におかしい訳ではないけれど何故か面白いシーンが散見され、謎のツボが刺激されてウキウキしながら見てしまうような感覚があった。
かなり間隔の空いた続編だったが、前作の色を損なわないまま、新しい要素が加わっており、とても楽しい作品で大満足でした。