まーしー

エスター ファースト・キルのまーしーのレビュー・感想・評価

3.0
こうやってエスターは誕生した!?
孤児院に入る前のエスターを描いた、『エスター』の前日譚。

前作でエスターの恐ろしさは織り込み済。よって、前作ほどの衝撃はない。
また、本作はエスター以外にも恐ろしい人物が登場する。この辺りもエスターの恐ろしさを打ち消しているような気がする。
それに加え、本作のエスターはところどころでミスを犯す稚拙さも。
この辺りの演出は憎い。エスターが成長していく過程が本作で垣間見える。
だからこそ、前作のエスターをより恐ろしい存在として感じてしまう。

また、前作『エスター』に繋がっていく場面もチラホラ。
チョーカーを付けている理由、特徴ある絵の描き方、さらしを巻く様子などは、前作を知っていればニヤリとしたくなることだろう。

23歳になったイザベル・ファーマンが、10歳のエスターを演じたことには驚き。
さすがにアップになれば無理を感じたが、それ以外は違和感なかった。
身長も見事に少女の高さになっていて、撮影技術の高さに驚いた。

前作がお好きな方はぜひ。