このレビューはネタバレを含みます
配信サイトで★1.0、フィルマで★1.6という驚愕のスコアでどんだけヤバいんだろう…!とワクワクしながら観てみたらそこまで酷くはなかった。
ドラえもんの秘密道具で遊んでいた若者たちの悲惨な末路(ドラえもん不在)、って感じの話。
ビデオ映画を掛け合わせることで別の映画になる!という突飛だけどちょっと面白そうな設定。
しかし、それが判明するまでのシークバー真ん中くらいまではずっと廃墟でのバカンス風景。ジャブのホラー要素もなくほぼ会話劇なので、『あれ?何の映画だったっけこれ?』ってなる。本題来るまでが長い。
そしておふざけで新しい映画を生み出していくんだけど、映像的には元の二つの映像を切り貼りしただけで、パッと見では新しい映画とは到底思えないw楽しみにしてたのにw
『サンタ VS 宇宙人』?だったっけな?それが唯一新規で撮られた映像かな?くらい。
なので映画内の若者たちの盛り上がり具合と鑑賞者のスン…具合の温度差がヤバい。
この二つがダメポイントかなとは思うんだけど、他は映画的にはツッコミどころはあるけど破綻はしてない作りになってるので、一応観れることは観れる。
カメラワークも、ただ『撮ってます』ってだけのクソ映画とは違って拘りを感じるポイント多かったし、脚本も同じく、一応こちらを楽しませようとしてるんだと頑張りを感じられる。
BGM自体もしょぼいではあるけど、雰囲気損なってないし選曲センスは悪くない。
ラスト狂気に飲み込まれていく様子をもう少し丁寧に描いてくれてたら良かった。
発想は面白いので、次回作に期待!