哀悼の意を表してwowowにて再鑑賞。
記念すべき青山真治監督の劇場デビュー作品。
ドローンがない時代の空撮から始まってアヴァンタイトル終了間際に
「脚本・音楽・監督 青山真治」
なんかカッコいい!
トンネル出口の電話ボックスのシーン。
ゆっくりとドリー・アウトしてトンネルの輪郭が映り、そして不気味なポラロイドのフラッシュが光る。
素晴らしいショット!
峠の古びた喫茶店のくせに
JBL4312のスピーカー、エルビス・プレスリーの人形、ボブ・ディランのポスター。
カウンター越しのお洒落な小物類。
すげーカッコいい!
そして喫茶店のトイレのシーン。
どなたかが指摘されていたが、
「暗殺の森」のようなスローなドリー・イン。そうか撮影監督のヴィットリオ・ストラーロに影響されたショットだったのね。
自分が最初にレビューした「レイニーデイ・イン・ニューヨーク』もこの撮影監督で、全く同じようなスローな寄せのショットを多用していたんです。
喫茶店の伊佐山ひろ子さんの超不機嫌な(笑える)接客態度は成瀬巳喜男監督の「乱れ雲」の青森の喫茶店のオマージュですね^ ^
こんな感じで好意的に書きましたが
ストーリー自体は苦手ですwww