マーくんパパ

ローラ殺人事件のマーくんパパのレビュー・感想・評価

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)
3.5
美貌のコピーライター・ローラを愛する男たちが織りなすちょっぴりサイコミステリーっぽい探偵劇。散弾銃で殺されたローラを愛するパトロン作家の回想から始まり、殺されたと思ったローラが生きていて取り違え殺人と判明。パトロン、婚約者、婚約者を愛するローラの叔母、使用人ら容疑者を調査する刑事、単なる謎解き推理モノにしてないのが部屋に掛かる大きなローラの肖像画、登場人物たちの背後に絶えず被さりこの肖像画に魅入られていく刑事を加えたことで劇に膨らみを持たせる結果に。結果からみて観客を欺こうとする不自然さは否めないストーリー展開だが、ローラ役のジーン・ティアニーって滅茶苦茶美人、ヒッチコック辺りに見出されれはもっと大女優になれたのに。