このレビューはネタバレを含みます
🌴ジェノサイド004🌴
〜無名監督の執念!〜
期待しなければ面白いシリーズ降臨!
ジャケとタイトルからはどう見てもC級Z級のクソ映画にしか見えませんが、まったく違います。オーストラリアの監督が私財を投じて完成させた執念の佳作。
試作軍事ロボット4体を使ってヤクの売人共をブッ殺す実地テストをしていたら、間の悪いボランティアのアメリカ人医師たちに目撃されて、「めんどくせぇやみんな殺しちゃえ!」ってなるSFアクション映画です🤣
まずロボットCGの出来がすごい!
チャッピーとかロボコップのリメイクとかと同じレベルで、ちゃんとグリグリ動いてアクションします😃銃を撃った時の重そうな反動がいいんですよ。リアルです。
物語の視点がとっ散らかっててまとまりに欠けるとか、ちょっとキャラが薄いとか、ユーモアが足りないとか、手放しで褒めることはできませんけど、映画好きなら一見の価値あり。
このタイトルとジャケ写にした日本担当者は、私財を投げ売って監督に土下座ですね👎ヒットさせてやろうという気概が全く感じられないよ。むしろ悪意を感じるよ。
まあ原題もたいがいやろと言われたらそうかも(笑)
⚠️以下ネタバレです⚠️
おしい!
絵作りは完璧やのに!
ジェノサイドの緊張感とか、ロボットアクションは最高でしたね。時々やたらグロいのもチャームポイント👍レザーフェイスみたいになって大暴走するのかと思ったぞw
🎬逃げるだけ
ロボットに追い詰められても、基本的にはかくれんぼして、スキを見て逃げるだけです。
アクション映画なら、ダイハードみたいに「そうくるか!」というような方法で危機をくぐり抜けてほしいところ。
岩の隙間にはまって動けません!ってなんの冗談やねん(笑)お前はルンバか!
それでもいいけど、それならもっとホラーよりな描写がいいと思う。
🎬主人公が薄い
基本かくれんぼして逃げるだけだから、主人公のヒロイックさが足りないです。キャラも薄い。
どっちかと言うと、悪役の傭兵さんの方がキャラ立ちしてましたよね。走り続けるロボに必死で着いていくとこが可笑しくて、単純に憎みきれない良いキャラでした。
最後に爆死するときのリアクションも笑えます。やれやれだぜって感じですね。お疲れさまでした😆
🎬視点が分散しすぎ
主人公グループの他に、壊れた4番ロボ、ロボを操作する開発者、開発者を脅す傭兵、黒幕と、視点が多すぎて、彼らが何をしたいのか理解するのに疲れました。
開発者と主人公が結託してクライマックスになだれ込むとかすれば、話が収束していって面白かったのにね。結局口封じで爆死なら、開発者パートまるまるいらんやん。
🎬お父さんは立派だった!
いや、ヤクの売人が立派なわけないやろ😆お前もラリってんのか⁉️
🎬盲目じいちゃん
じいちゃん何してんの!?🤣
ってか監督何してんの!全カットだろ!
とまあ、面白かった!とは言えませんが、すごかった!とは言いたくなる佳作でした😃ハリウッドで活躍させてあげて!