『ジェイソン・ボーンvsプレデター』
JIU JITSU……? ジウジツ?? 充実!? ……あ、柔術か‼
変なタイトルもさることながら、内容はさらにぶっ飛んでるSFアクション。
6年に一度地球にやってくる彗星と共に、森深くの遺跡にあるポータルから現れる異星人、ブラックス。彼(性別があるかは不明だが)が求めるのは、格闘技に長けた地球人との真剣勝負。拒めばブラックスは世界を滅亡させてしまう。
世界滅亡の危機を防ぐため、はるか昔にブラックスから柔術を教わった者を先祖に持つ精鋭たちが迎え撃つ!
いや意味わかんねぇ(笑)。
とりあえずニコラス・ケイジもフランク・グリロも主人公じゃなかった。
存じ上げない俳優演じる主人公の男は、最初海にプカプカ浮いていたところを助けられ、米軍に身柄を拘束される。彼は記憶喪失だけど、やたらと強いという、どこかで見たことある設定のキャラ。
対して異星人のブラックスは、体を不可視にできる戦闘民族という、これまたどこかで見たことある敵。
で、記憶喪失の男には仲間がいて、彼らと共にブラックスと闘うというのがストーリーのメイン……のはずなのだが、そこに行きつくまでが無駄に長い。
とにかく必要性のない人間同士の格闘シーンがダラダラ続く。それがスタイリッシュでかっこいいのならまだいいのだが、妙な演出やカメラワークのせいで、かえって見応えがなくなってる。
肝心のブラックスとの闘いもダイジェストみたいになっていて拍子抜け。そもそもこのブラックス、ダメージが5秒で全快するというチートキャラ。真剣勝負も何もあったもんじゃない‼
そして、おそらく映画史上最も意味のないキスシーン‼ 結局何だったんだこの映画。
「また6年後」
もう来んな‼