監督・脚本・編集を手掛けたのは、本作が長編デビューとなるスロヴェニア出身の新鋭、グレゴル・ボジッチ。
第二次世界大戦後のユーゴスラヴィア(現スロヴェニア) とイタリアの国境にある、栗の森に囲まれた…
「画面暗すぎませんか…?」という場面もあったけど、過去の名匠や名画から継承したものを存分に醸し出しつつ、82分間しっかりと独自の世界を貫徹してて好感が持てる。世界からポツンと取り残された現実に宿る霊…
>>続きを読む ‘50代旧ユーゴスラビアとイタリアの国境の小さな村。栗の森が巡り合わせた老木工職人と、栗売りの若き妻の人生が交差する。
懸命に今を生きる営み、人が土に還るまでの悲嘆と希望の対比がひしと伝わる。
絵…
イタリアとスロヴェニアの国境にある取り残された栗の村
第二次世界大戦後の1950年代
不安定な情勢から村を後にする人々と残る人
静寂な森で語られる御伽話と現実と幻想が混ざり合ったような枯葉の世界
人…
スロヴェニアとイタリアの国境地帯にある小さな村のおはなし。
どこを切り取っても絵になる美しい映画。
中でも栗が川を流れてゆくシーンの水面のきらめきがとても印象的だった。
季節的にもまさに今、上質な…
「絵画」と聞いて想像する風景が画面の中で広がっています。現実的な風景の中で自然や人々の生活の中にある美しさを描いた画。映画の冒頭から終わりまで、前編を通して美術館にいるような景色でした。
鑑賞前は…
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