ワンダ以来ことごとく刺さる映画を配給しているクレプスキュールフィルムさんの第4作とあって、公開がアナウンスされた時点で観に行くものと心に決めておりました。だって間違いないんですもの。
舞台は大戦後…
なんともスコアに困った映画。
映画館で見てからどうしたものかと悩みに悩んだ。森好きの私でも、ご飯が質素すぎたり(パンもないの?)とか、医者がいないも同然なのとか、奥さんに優しくできない旦那とか、いい…
初めて映画館でうたた寝してしまったけど、それもなんだか良いような映画だった。
終わっていくものの愛おしさって嘘が混じっている気がするけど、実はそれこそが本当で、そこにしか人生の本当は無いのかも知れ…
このレビューはネタバレを含みます
栗の森の棺型の穴、輝く落葉の吹雪、半生を垣間見るように回想に次ぐ回想で得られる人物のディティール。ささやかで幸せに満ちた結婚式のあの顔から棺を作るために妻の体に定規を当てる表情が忘られない。
過疎の…
スロヴェニアから、メランコリックな秋の贈り物
金のインクで書き綴った叙事詩のような美しさ。
画面いっぱいに広がる金色の絨毯、
黒い森と薄紫色の空、賭け事をする男たちの、赤く焼けた手とテーブル
レンブ…
私たちには美しい景色で本当に心洗われるような連続。
でも彼らには日常だ、と思ったら普通の暮らしの方が際立って来て、愛おしいし日々の生きていく姿の方が美しく見えてきた。
活動する1日が終わる、太陽が沈…
【どこか夢のような映画】
イタリアとユーゴスラヴィアの国境地帯にある村。1950年代の話だそうだ。
吝嗇な老大工が、妻を病気で失う。
少し離れたところに住む医師宅に妻を連れていったが、医師が出し…
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