圧倒的に美しい絵画に寓話を載せた絵本のような物語。イタリアとユーゴスラビアの国境付近の村、というか森、棺桶職人の老人と栗売りの娘のそれぞれの物語が交差する。ドラマや歴史を紡ぐという作品ではなく、アー…
>>続きを読む物語の起伏はないが、絵画のような映像が美しい。彼らが思い出を見つめるとき、栗の森のあの黄金色が浮かぶのだろう。苦しい過去も、あの美しい景色で美化されているといいな。
老夫婦の姿に「愛、アムール」や…
1950年代、戦争のあとの限界集落。父の世代と息子、孫?の世代の隔たりが大きくて、父の世代はもはや歴史であり、歴史はすでにフィクション(寓話、おとぎばなし)のようになっている(夢)。わずかに手渡すこ…
>>続きを読む 予告編見た時かなりアート寄りの映画なのかなと思って映画館に行きましたし、私はそれがすごく好きなので、そう言う映画を期待していました。ただ、率直な感想を言うと、かなり微妙な作品でした。
特に問題…
そのときが来るのをただひたすら待っていたのは、諦めではなくプライドだったことを、独りの木の下で知る
もしも、やまさか、に意味がないことまでをも飲み込んでくれる栗の森の記憶が、紅い葉に包まれて、村ごと…
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音楽や音が印象的だった
画の印象からロックやポップスが出てくるとは思わなかったが、不思議と合っていたな
マリオがマルタの家の家具の価値を語る場面が良かった それまでは偏屈爺さんだと思っていたが、家…
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スロヴェニア作品
35mmとスーパー16mmフィルム
本作が長編デビュー、フェルメール、レンブラントたちに影響を受けたグレゴル・ボジッチ監督
ケチで不器用な棺桶職人、家を出た息子としにゆく妻…
光と影の演出がフェルメールとかレンブラントの絵画みたいにきれいな作品。
ストーリーは複雑ではないけれど、説明らしきものはほとんどないので、少し迷子感はある。
スロベニアはずっと行ってみたいと思っ…
スロヴァキアとイタリアの国境の境い目、栗の森のある忘れられた土地に、今にも忘れ去られようとする老人と夫を待つ最後の栗取りである女がいる。
現実と記憶と幻覚の中で出会いは描かれ、"去る"ことで紐づけ…
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